わが国最大かつ最高水準を誇る僧侶の伝記大成 いよいよ刊行開始!

完訳 本朝高僧伝(一)

卍元師蠻/撰述 斯于明/訳註

敬語がわかれば古文は完璧表紙

 『本朝高僧伝』は、臨済宗の僧卍元師蠻(まんげんしばん)が、元祿十五(一七〇二)年に完成させたわが国最大の僧侶の伝記集です。中国国家承認の正統歴史書は、司馬遷『史記』に倣い、皇帝・王侯・役人などの伝記の集合体です。卍元師蠻は、これを範とし、わが国仏教の正統なる歴史書を作ろうという志から、三十年間資料蒐集に努め、仏教を初めてわが国に伝来した朝鮮僧曇慧(どんえ)・道深(どうじん)伝から、江戸寛文年間の禅僧隆g(りゅうき)伝まで千百三十余年間にわたる、千六百六十名あまりの大僧伝を完成したのでした。この伝の記述は、現代の歴史事典・百科事典・人名辞典の僧侶の略歴のネタ本となっています。これらの本をみると、多く、高僧伝の記述がそのまま紹介されています。
 本シリーズは、漢文で記された原文に訓読・語注を施し、完全現代語訳化を果たした、史上初の完訳本です。本書『完訳本朝高僧伝(一)』は、「巻之一」から「巻之四」までを収録、仏教の本質的み教えが誰のどのような努力によりわが国にもたらされたのかを描く「法本」、将来された経典を優れた英知で解釈した(奈良時代までの)名僧伝「浄慧」、合計四十五名の伝記を収めています。
 本書で取り上げられている僧侶は、達磨大師・鑑真和尚・空海(弘法大師)・最澄(伝教大師)・道昭・栄西(臨済宗開祖)・義淵など、古代史を彩る名だたる僧侶たちで、この一書でかれらの生涯がわかります。日本仏教史のみならず、思想・文化・漢文学等々、様々な分野における貴重な一級資料です。 (「巻之五」以降は順次刊行予定)

A5判・368頁・上製
 定価:8,500円+税
 ISBN 978-4-905350-07-1

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